「歩くと足がしびれる」「長時間立っていられない」「休むと楽になるけどまた痛くなる」
このような症状が続いていませんか?
脊柱管狭窄症は、腰部の神経が圧迫されることで起こる疾患で、50代以降の方に多く見られます。
早めの対応が、その後の生活の質に大きく関わります。
✔ 休むと楽になるが、また歩くと同じ症状が出る(間欠性跛行)
✔ 腰を反らすと痛みが強くなる
✔ 前かがみになると楽に感じる
✔ 足に力が入りにくい、感覚が鈍い
**脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)**とは、背骨の中を通る神経の通り道である「脊柱管」が、何らかの原因によって狭くなり、神経が圧迫されることで痛みやしびれ、筋力低下などの症状が現れる疾患です。
特に多いのが腰部脊柱管狭窄症で、50代以降の中高年の方に多く見られます。
歩行時に足がしびれたり痛んだりする「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」が代表的な症状で、しばらく休むと症状が軽減するのが特徴です。
腰やお尻、太もも~ふくらはぎにかけての痛み・しびれ
長距離を歩けない(数分歩くとしびれ、休むと楽になる)
前かがみになると症状が軽くなる
立っているだけでも症状が強くなることがある
原因は**加齢による背骨や椎間板の変性、靭帯の肥厚(黄色靭帯の肥厚)**などで、神経の通り道が徐々に狭くなっていくことで発症します。
背骨と背骨の間にある「椎間板」は、若いうちは柔らかく弾力があります。
しかし、加齢とともに潰れて変形し、飛び出すように広がることで神経を圧迫することがあります。
背骨の関節が長年の使い過ぎや老化で変形すると、**骨がとがって伸びてくる(骨棘)**ことがあります。
この“骨のトゲ”が神経の通り道に入り込んでしまい、圧迫を引き起こします。
背骨の中には神経を守る靭帯があります。
年齢とともにこの靭帯が分厚く・硬くなると、まるで内側から壁が狭くなってくるように神経を締めつけてしまいます。
腰の骨がずれることで、神経の通り道が曲がったり、ねじれたりして狭くなることがあります。
すべり症を伴う脊柱管狭窄症は、症状が強く出るケースが多いです。
長時間のデスクワークや猫背、運動不足によって、背骨にかかる負担が増えたり、筋力が落ちることで、脊柱管が狭くなりやすくなります。
このように、背骨の中の構造が変化して神経を圧迫する状態が、脊柱管狭窄症の本質です。
決して一晩で発症するものではなく、何年もかけてゆっくりと進行するケースが多いため、早期の対策が重要です。
脊柱管狭窄症は、ゆっくりと進行する病気ですが、適切なケアをせずに放置すると、症状が徐々に悪化していきます。
最初は「足が少ししびれる」「歩くと疲れやすい」といった軽度の違和感であっても、進行するにつれて次のような状態に陥る可能性があります。
「数分歩くと足がしびれる」「途中でしゃがんで休まないと進めない」といった間欠性跛行が悪化し、日常生活に大きな支障をきたします。
神経の圧迫が強まることで、足に力が入りづらくなったり、感覚が鈍くなるような症状が出てきます。
転倒リスクも高まり、骨折や寝たきりの原因になることもあります。
進行すると、まれに**膀胱直腸障害(はいにょうちょくちょうしょうがい)**と呼ばれる状態になることがあります。
トイレが我慢できなくなったり、逆に出にくくなったりする深刻な神経障害です。
「出かけるのが億劫」「何をするのも痛い・しびれる」といった状況が続くと、生活の質が著しく低下し、気分の落ち込みや不安感が強くなることも珍しくありません。
脊柱管狭窄症は「年齢のせいだから…」と諦めてしまいがちですが、適切な施術や日常の工夫によって進行を抑えたり、症状を和らげることは十分可能です。
早めのケアで、今よりもっと快適な日常を取り戻しましょう。
脊柱管狭窄症と診断された場合、まず多くの方が整形外科での治療を受けられます。以下は、医療機関で行われる主な対処法です。
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)や神経障害性疼痛に対する薬(リリカなど)が処方されることが多く、一時的に痛みを緩和する効果が期待されます。
痛みの強い部分に局所麻酔薬を注入し、神経の炎症を抑える方法です。
ただし効果の持続は一時的で、根本的な改善にはつながりにくいという側面もあります。
温熱療法や軽い運動療法などで筋肉のこわばりを和らげ、症状の緩和や再発防止を目的としたプログラムが行われます。
歩行困難や排尿障害など重度の神経障害が出ている場合には、手術(除圧術・固定術など)が選択されることもあります。
ただし手術にはリスクや入院・リハビリの負担が伴うため、慎重な判断が求められます。
多くの方が感じているのは、
「薬を飲んでも根本的に変わらない」
「手術は避けたい」
「リハビリは通うのが大変で長続きしない」
というような**“現状維持”の限界**です。
当院では、そうした方々に向けて、神経の圧迫を緩和し、日常生活を快適に取り戻すための専門的な施術を行っております。
現在の症状や生活習慣、過去の病歴などを詳しくお聞きし、神経の状態・筋肉の緊張・姿勢のバランスを総合的に評価します。
身体のどこで神経が圧迫されているのかをしっかり見極めることで、施術の精度が高まります。
背骨や骨盤の歪みによって神経が圧迫されているケースでは、独自の骨格調整・手技療法を用いて、
負担のかかっている部分を整え、神経の通り道を広げるアプローチを行います。
深層の筋肉や神経周囲の血流を促すために、鍼灸による刺激も併用します。
特に、神経の通り道に沿ったツボを的確に刺激することで、しびれや痛みの軽減が期待できます。
痛みやしびれの緩和には、高電圧刺激(ハイボルテージ)と微弱電流(マイクロカレント)を組み合わせた施術が非常に効果的です。
ハイボルテージ療法:痛みの出ている深部組織まで電気を届け、炎症や筋緊張を緩和
マイクロカレント療法(※マイクロリカバリーパッチ使用):細胞レベルの修復を促進し、72時間効果が持続する微弱電流で自然治癒力を高めます
これにより、炎症の鎮静と回復力の促進を同時に行うことが可能です。
当院では、以下のような無理のない範囲でできる運動や生活習慣の工夫をご案内しています。
【やり方】
仰向けで膝を立てて寝る
鼻から息を吸ってお腹を膨らませ、口から息をゆっくり吐きながらお腹をへこませる
お腹をへこませた状態をキープし、自然な呼吸を10秒ほど続ける
→ 1日2~3回、無理のない範囲で
腹横筋は「天然のコルセット」と呼ばれる筋肉で、腰の安定には欠かせません。
【やり方】
仰向けに寝て膝を立てる
息を吐きながらお尻を持ち上げ、肩・腰・膝が一直線になるところでキープ(5秒)
ゆっくり戻す
→ 10回×1~2セットから開始
腰に負担をかけずに、体幹とお尻(大臀筋)を鍛える運動です。
壁にかかと・お尻・肩甲骨・後頭部をつけて立ち、
「自然な立ち方」と「反り腰・猫背」の違いを実感していただきます。
→ ご自身の**“ニュートラルな姿勢”**を体感しながら、日常での立ち方・座り方・歩き方を指導します。
長時間の立ち作業や前かがみ姿勢を避ける
自転車や買い物カートを使って前傾で歩く(間欠性跛行対策)
椅子に座るときはクッションを使って骨盤を立てるように調整
ソファに長時間もたれて座らない
これらの運動や生活指導は、その方の症状・筋力・生活環境に合わせて個別にご提案いたします。
自宅で継続することで、施術効果がより長持ちし、再発予防にもつながります。
脊柱管狭窄症は、加齢や姿勢の悪化などによって徐々に進行する神経性の腰痛です。
痛みやしびれが強くなる前に、適切な施術と日常生活の見直しによって、改善・予防が十分可能な症状でもあります。
「歩くのがつらくなってきた」
「足のしびれが気になるけど年齢のせいかと思っていた」
「薬に頼らず、もっと根本的に良くしたい」
そんなお悩みをお持ちの方は、安曇野市豊科の安曇野ONE'S鍼灸整骨院にぜひ一度ご相談ください。
当院では、
✔ 骨格・姿勢を整える手技療法
✔ 深部の血流改善と神経調整に効果的な鍼灸
✔ ハイボルテージ×マイクロカレントによる電気療法
✔ 再発予防のための運動指導・生活アドバイス
など、その場しのぎでない根本改善を目的とした施術を行っています。
お身体の状態に合わせた丁寧な検査・説明・個別対応で、
「いつまでも自分の足で元気に歩ける未来」を一緒に目指していきましょう。
予約制のため、まずはお気軽にご相談ください。
営業時間 | 平日10:00~13:00/14:00~20:00 土曜9:00~16:00(休憩無) ※交通事故後の施術のみ平日21時まで受付可能(要予約) |
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定休日 | 日曜、祝日 |
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